その人の笑顔を見ただけで、心がふっとほどける瞬間があります。
ドラマ『波うららかに、めおと日和』で帝国海軍の中尉・江端瀧昌を演じる本田響矢さん。その佇まいは、昭和の空気をまとう役柄とぴたりと重なって、まるで時代の向こう側からやってきたかのような不思議な説得力を持っていました。
だけど、ふとしたインタビューやバラエティでの姿を覗くと、そこにいるのは“日本一のイケメン高校生”からはじまった、ちょっと天然で、飾らない素顔を持つひとりの青年。
福井弁が抜けずにぽろっと出てしまう訛りも、ぬいぐるみに頬を寄せる仕草も、全部が“つくってない愛しさ”でできていて……気づけば私たちは、そのギャップに落ちてしまうのです。
この記事では、本田響矢さんの魅力を、『波うららかに、めおと日和』での演技と“天然”エピソードから掘り下げていきます。
一見完璧に見える俳優の、ちょっと不器用で、それでも真っ直ぐな素顔。そのすべてを、どうか受け取ってください。
- 本田響矢さんのプロフィールと芸能界デビューのきっかけ
- ドラマ『波うららかに、めおと日和』での役柄と演技の魅力
- 福井弁やぬいぐるみ好きなど、天然エピソードの数々
- 共演者やスタッフが語る現場での人柄
- ファンの“沼りポイント”と中毒性のある魅力
- 今後の出演作や活動予定、俳優としての展望
本田響矢とは?プロフィールとデビューのきっかけ
“完璧な笑顔”が、こんなにも人の心をほどくなんて。
ドラマ『波うららかに、めおと日和』で話題となった本田響矢という俳優は、見た目の華やかさとは裏腹に、どこか“余白”を感じさせる人だ。
1999年6月20日生まれ、福井県出身。高校生のときに「男子高生ミスターコン2016」でグランプリを受賞し、“日本一のイケメン高校生”として名を知られるようになる。
でも、彼の魅力はそこにとどまらない。俳優としてスクリーンに現れるたび、その表情には「作り込まれていない温度」が宿っていて、どこかで見たような、でも確かに惹きつけられる誰かの面影をまとっている。
この章では、本田響矢という俳優の出発点――そこにある“素顔”の輪郭を、そっとなぞっていきたい。
日本一イケメン高校生から俳優へ
2016年の冬、全国の高校生の中から“いちばんのイケメン”を決めるミスターコンで、頂点に立ったのが本田響矢だった。
翌年にはドラマ『セトウツミ』で俳優デビュー。以降、着実にキャリアを重ねていく。
端正なルックスだけじゃない。“静けさ”のある眼差しと、“何も語らないこと”で伝える演技に、徐々にファンが増えていった。
2023年のBLドラマ『ジャックフロスト』では、抑えた感情の演技が「苦しくなるほどリアル」とSNSで話題に。彼は、「表に出す」よりも「滲ませる」ことに長けた表現者だ。
福井出身、素朴さがにじむ生い立ち
彼の話し方には、ときおり“福井弁”がこぼれる。
無理に隠そうともしないその素朴さが、どこまでも飾らなくて、かえって愛おしい。
剣道が得意で、地元では大会の優勝経験も。黙々と竹刀を振るう姿が、なんとなく今の演技の“芯”にも繋がっている気がする。
そして、福井といえば「ソースカツ丼」。彼はそれを食べるためだけに帰省したこともあるらしい。そんなエピソードに、人間らしい温もりがにじむ。
煌びやかな世界の中で、素のままで立っている――その誠実さが、本田響矢という俳優を、唯一無二の存在にしているのだと思う。
『波うららかに、めおと日和』での役柄と演技の魅力
昭和11年の春、交際ゼロ日で始まった新婚生活。
その物語の中心にいるのが、帝国海軍中尉・江端瀧昌。
本田響矢さんが演じる瀧昌は、口数が少なく、感情表現が不器用な男性。
けれどその無口さの裏には、誠実さと優しさが溢れていて、見ているこちらの心をそっと掴んでくる。
本田さんは、目線や仕草、声のトーンを繊細にコントロールし、瀧昌の感情の機微を丁寧に描き出す。
なつ美との初対面での強張った表情や、そっと手を繋いだときの微かな赤面――それらが、まるで本当に恋に落ちていく“実在の人間”のようだった。
江端瀧昌というキャラクターの輪郭
瀧昌は、軍人としての責任感と、ひとりの夫としての不器用な優しさを併せ持つキャラクター。
戦時下の緊張感と、新婚という関係性の初々しさを併せ持つこの役は、演じる上で非常に“振れ幅”のある存在だ。
本田さんは、そんな複雑な人物像を感情を絞るような演技で成立させた。
無理に言葉で説明しない。まなざしの揺れや背筋の硬さの緩みに宿る“変化”が、見ている人の心に残っていく。
“無口”の中に宿る繊細な感情表現
瀧昌は、台詞よりも「沈黙が語ること」が多い役だ。
だからこそ、本田さんの“演じない演技”が映える。
たとえば、第3話。嫉妬に気づかれたくない瀧昌が、ふいに視線を逸らす。そのとき、ほんの一瞬だけ指先が震える。
それだけで、「この人、こんなにも動揺しているんだ」と思わせる。
視聴者の心をつかんだ“うぶキュン”演技
視聴者の感想で最も多かったのは、「瀧昌、可愛すぎる」という声だった。
軍服というカタさのある外見と、内面の“初恋みたいな不器用さ”。
そのギャップこそが、“うぶキュン”演技の真骨頂。
本田響矢さんは、「丁寧に恋をする人」の空気を、丁寧に演じられる稀有な俳優だと、改めて感じさせられた。
本田響矢の“天然”エピソードまとめ
「あれ、いまの響矢くん、素だったよね?」
ドラマの中では凛々しい軍服姿。でも、ひとたびカメラが回っていない場所で彼が見せる表情や仕草には、飾らない“天然”の魅力があふれている。
このセクションでは、本田響矢という人物の“素顔”に触れるエピソードを、ひとつずつ紐解いていきます。
福井弁が抜けない!?収録中の微笑ましい場面
「それ、ほんまにそうやざ!」
一瞬、スタッフが固まる。でも、すぐに現場がふわっと笑顔になる。
本田響矢さんが自然にこぼす福井弁は、まるで日だまりのような温かさを運んできます。
役ではきっちり標準語を話す彼も、リラックスした瞬間には、育った土地のことばが素直に顔を出す。
それを笑ってごまかさないところが、彼の誠実さと飾らなさを物語っているのです。
ぬいぐるみにメロメロ…素の可愛さが垣間見える瞬間
スタジオの片隅にあった小さなぬいぐるみ。
「これ、連れて帰っていいですか?」と、目を輝かせながら手に取る響矢さん。
その瞬間の無邪気さに、スタッフも、そして画面越しのファンも、心を撃ち抜かれた。
「ギャップ萌え」なんて言葉では足りない。
この人は本当に、好きなものに素直でいられる人なんだ、と思わされる。
その無垢さが、“演技をしていない時の彼”の魅力なのです。
ソースカツ丼愛が深すぎる?食へのこだわりも天然級
「ソースカツ丼、マジで世界でいちばん好きです。」
その言葉に一切の迷いがなくて、聞いていたインタビュアーもつい笑ってしまったという。
福井名物のソースカツ丼とおろしそばが、彼の大好物。
多忙なスケジュールの中でも、「それを食べるためだけに帰省したことがある」と語るその姿は、ちょっとした衝撃と共に、とても人間らしい温かみを感じさせる。
誰かに媚びるでもなく、ただ“自分の好き”に真っ直ぐな人。それが、本田響矢なのです。
共演者やスタッフが語る『本田響矢という人間』
カメラの前では、役になりきるプロフェッショナル。
しかし、撮影の合間やオフショットで見せる姿には、人懐っこさと誠実さが溢れている。
共演者やスタッフが語るエピソードから、本田響矢という人間の素顔を紐解いていきます。
「現場での気配りがすごい」スタッフの証言
撮影現場では、スタッフ一人ひとりに丁寧に接する姿が印象的だったという。
あるスタッフは、「彼は常に周囲を気遣い、現場の雰囲気を和ませてくれる存在でした」と語る。
また、撮影の合間には、共演者やスタッフと積極的にコミュニケーションを取り、チーム全体の士気を高めていた。
「共演者との信頼関係」エピソード
共演者の小関裕太さんは、インタビューで「響矢くんは、現場での安心感がある。一緒にいると、自然とリラックスできる」と語っている。
また、撮影中のエピソードとして、たこ焼きパーティーが開催され、そこでの本田さんの笑顔が印象的だったという。
その様子はSNSでも話題となり、ファンからは「たこ焼きまで愛しく感じる」との声が上がった。
「演技への真摯な姿勢」監督のコメント
監督は、「本田さんは、役に対して非常に真摯で、細部までこだわりを持って取り組んでいる」と評価している。
特に、目線や表情、動きで感情を表現することに長けており、無口な役柄でも内面の感情を繊細に表現していた。
その結果、視聴者からは「感情が伝わってくる演技」と高い評価を受けている。
ファンが語る“本田響矢沼”の沼りポイント
一度、沼ったら抜け出せない。
“顔が良すぎる”だけじゃ語れない深みが、本田響矢という存在にはある。
SNSのタイムラインをスクロールすれば、彼に夢中な人々の声が次々と流れてくる。
ここでは、そんな“沼”の中で溺れてしまったファンたちの声をもとに、共感とときめきの連鎖をたどってみよう。
SNSで話題の「ギャップ萌え」エピソード
「軍服姿で敬礼してたのに、次の瞬間ぬいぐるみに笑ってた」
そんな風に、キャラと本人のギャップにハートを撃ち抜かれるファンが続出している。
演じているのはストイックな軍人。でも、リアルな彼はちょっと抜けてて、笑顔がふわふわしていて、話し方には地元の訛り。
その全部が、「推せる」材料になる。
SNSには「ギャップ萌えで死んだ」「リアル響矢くんが可愛すぎて頭抱えた」なんて投稿が溢れていて、その沼は底なし。
“推せる”瞬間の連続が生む中毒性
笑う。照れる。真剣な眼差しを向ける。
――たったそれだけのことで、何度でも心を奪われてしまう。
ファンの間では、彼の行動を“推せるポイント”として記録する投稿も多い。
- 番宣で照れて噛むのが最高
- 共演者を気遣う仕草が尊い
- 何より、笑ったときの目元が“正義”
気づけば、「今日の推し響矢」を探すのが日課になる。
“毎日会いたくなる俳優”――それが、本田響矢という人の中毒性なのだ。
今後の出演作・活動にも注目
『波うららかに、めおと日和』での繊細な演技が話題を呼ぶ中、本田響矢さんの今後の活動にも注目が集まっています。彼の俳優としてのキャリアは、さらなる広がりを見せています。
「波うららかに」の先にあるキャリアの広がり
『波うららかに、めおと日和』での江端瀧昌役を通じて、本田響矢さんは新たな魅力を発揮しました。その演技力は、今後の作品でも期待されています。
2025年10月には、音楽劇『エノケン』への出演が決定しており、舞台での活躍も楽しみです。また、7月20日にはファンミーティング「KYOYA HONDA FAN MEETING 2025」が開催予定で、ファンとの交流も深めています。:contentReference[oaicite:13]{index=13}
俳優としての未来像と期待される役柄
これまでの出演作では、多様な役柄を演じてきた本田さん。『虎に翼』では大庭光三郎役を務め、NHK朝ドラ初出演も果たしました。:contentReference[oaicite:18]{index=18}
今後は、ミステリーや社会派ドラマなど、より幅広いジャンルでの活躍が期待されます。彼の持つ繊細な表現力と誠実な人柄が、新たな役柄にどう生かされるのか、注目が集まります。
- 本田響矢さんは“日本一イケメン高校生”から注目を集めた俳優
- 『波うららかに、めおと日和』での繊細な演技で評価を高める
- 天然エピソードから垣間見える素の魅力がファンを惹きつける
- 現場での気配りや誠実な姿勢が共演者やスタッフからも高評価
- 今後は舞台や朝ドラなど、幅広いジャンルでの活躍が期待される
「推しを好きな理由を、ちゃんと言葉にできたときって、ちょっと泣きそうになるんですよね。」
本田響矢という俳優は、決して派手なパフォーマンスで目立つタイプじゃない。
でも、その立ち姿、ふとした仕草、言葉の選び方ひとつに、「本気で人を大切にする人なんだ」っていう温度が滲んでいて――それが、どうしようもなく心に残ってしまう。
彼が見せる“完璧じゃない愛おしさ”や、“まっすぐすぎる不器用さ”に触れるたびに、私たちは、「推しててよかった」って、何度も思わされる。
ドラマの役として、俳優として、そしてひとりの人間として。
響矢くんの歩む道を、これからもそっと見守っていたい。
だってこれは、ただの“推し活”じゃなくて――もう人生の一部なんだから。
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