ハイキューのキャラクターと声優一覧【最新2025年版】

アニメ『ハイキュー!!』は、スポーツ青春作品として多くのファンに愛されてきました。その魅力の大きな柱となっているのが、個性豊かなキャラクターたち、そして彼らに命を吹き込む実力派声優陣です。

この記事では、ハイキューの主要キャラクターとそれぞれの声優を最新の劇場版『ゴミ捨て場の決戦』（2024年2月公開）を含めて徹底解説します。初期シリーズから劇場版まで、声優交代の情報や裏話もまとめました。

「あのキャラクターの声優は誰？」「新作でのキャスト変更は？」そんな疑問をこの記事ひとつで解消できるよう、網羅的かつ分かりやすくお届けします。

最新映画『ゴミ捨て場の決戦』での声優キャスト

2024年2月に全国公開された映画『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、烏野高校 vs 音駒高校の死闘を描いたファン待望の劇場版です。

シリーズの中でも特に「因縁」「友情」「成長」が詰まった対戦として描かれたこの映画では、キャストの続投はもちろん、新たな演技への挑戦も話題となりました。

ここでは主要キャストの情報に加え、再収録やアフレコ時の裏話も紹介しながら、本作の熱量を深堀りしていきます。

主役2人は続投！日向と影山の声優は？

主人公・日向翔陽を演じたのは、TVシリーズから変わらず村瀬歩さん。

彼の演技はさらに進化し、ジャンプ中の息遣いや、心の動きを繊細に表現するモノローグにおいて、映画ならではの深みを与えています。

影山飛雄役も同じく石川界人さんが続投し、天才でありながら不器用な影山の人間味を、声だけで的確に描き切っています。

試合終盤の「信じてるからトスを上げる」セリフには、劇場内に静寂と涙が走りました。

猫と烏の頂上決戦！音駒高校メンバーの声優

今回の劇場版では、音駒高校のキャラクターたちが物語のもう一つの主役といっても過言ではありません。

キャプテンの黒尾鉄朗は中村悠一さんが続投し、冷静かつ戦術家としての彼の魅力を最大限に引き出しています。

孤爪研磨役の梶裕貴さんは、内向的でマイペースな研磨のリアルさを声で体現し、試合中の感情の爆発を見事に演じ分けました。

「研磨の“勝ちたい”という感情は、今作で初めて声にしたものでした」と梶さんが語ったとされる場面も印象的です。

山本猛虎（CV：横田成吾）や海信行（CV：星野貴紀）といった脇を固めるキャストもTV版から続投しており、ファンにはたまらない布陣です。

新規収録や再アフレコはあった？制作裏話

本作は全編新作アニメーションで制作されており、声優陣はすべて新規アフレコを実施。

中でも注目されたのは、「試合中の息遣いや汗の音」を収録するために、声優陣がマイク前で実際に体を動かしながら収録したという点です。

村瀬歩さんはあるインタビューで、「ジャンプの瞬間や、ボールを追うときの足音を意識して、体を斜めに構えて喋った」と語っています。

また、制作チームは音響にも強くこだわり、「試合の空気感」や「ボールの音」などをリアルに再現するため、スタジアム収録のようなマイク配置を使用したとのこと。

「演じるというより“本当に試合をしている”感覚でした」──これは複数のキャストが語った共通の感想です。

烏野高校のキャラクターと声優

烏野高校は本作『ハイキュー!!』の中心となる学校であり、学年ごとに異なる個性と役割を持つキャラクターが多数登場します。

各キャラクターは、それぞれのポジションに応じて成長や葛藤を経験し、声優陣の演技もまたその進化を後押ししています。

以下に、学年別・役職別に整理したキャラクターと声優の一覧を表形式でご紹介します。

学年	キャラクター名	ポジション	声優
3年生	澤村 大地	ウィングスパイカー（主将）	日野 聡
	菅原 孝支	セッター（副主将）	入野 自由
	東峰 旭	ウィングスパイカー	細谷 佳正
2年生	田中 龍之介	ウィングスパイカー	林 勇
	西谷 夕	リベロ	岡本 信彦
1年生	日向 翔陽	ミドルブロッカー	村瀬 歩
	影山 飛雄	セッター	石川 界人
	月島 蛍	ミドルブロッカー	内山 昂輝
	山口 忠	ピンチサーバー	斉藤 壮馬

音駒高校のキャラクターと声優

「ゴミ捨て場の決戦」の対戦校として強い存在感を放つ音駒高校バレー部。

彼らは“繋ぐバレー”を信条とし、チームワークと冷静な戦略で烏野に挑みます。

その魅力をより引き立てているのが、個性豊かなキャラクターと、それを演じる豪華声優陣の演技です。

黒尾鉄朗：中村悠一が担う戦略家

音駒のキャプテン、黒尾鉄朗は、冷静かつ知的な戦略家として知られています。

その声を務めるのは中村悠一さん。

黒尾の知的で落ち着いた口調、時に見せるリーダーらしい情熱を余すところなく表現しており、観る者に安心感と期待を与えます。

「お前たちが諦めない限り、俺も勝ちを目指す」──この一言が試合の空気を一変させました。

孤爪研磨：梶裕貴の静かな熱演

天才セッターにしてマイペースな性格の持ち主、孤爪研磨を演じるのは梶裕貴さん。

控えめで感情を表に出さない研磨の心理を、淡々とした口調の中にも確かな温度を感じさせる演技で表現しています。

特に劇場版では、試合の中で少しずつ芽生える「勝ちたい」という気持ちを梶さんが繊細に演じ切っており、多くの観客の涙を誘いました。

山本猛虎や海信行などサブキャラの声優も網羅

音駒には個性あふれるサブキャラクターも多く、彼らの存在がチームの厚みを増していることは間違いありません。

各キャラに命を吹き込む声優陣もTVアニメから続投しており、劇場版でも変わらぬ魅力を届けています。

キャラクター名	ポジション	声優
黒尾 鉄朗	ミドルブロッカー（主将）	中村 悠一
孤爪 研磨	セッター	梶 裕貴
山本 猛虎	ウィングスパイカー	横田 成吾
海 信行	リベロ	星野 貴紀
犬岡 走	ミドルブロッカー	寺島 拓篤
福永 招平	ウィングスパイカー	石井 マーク
芝山 優生	ウィングスパイカー	渡辺 拓海
猫又 育史	監督	福田 信昭

青葉城西高校と白鳥沢学園の声優陣

ハイキューシリーズを語る上で欠かせない存在が、烏野高校のライバル校である青葉城西高校と白鳥沢学園高校です。

両校の主力選手たちは試合を熱く盛り上げるだけでなく、その背景や人間性にも魅力があり、声優陣の演技も高く評価されています。

最新劇場版では直接登場はないものの、彼らの存在感や再登場の噂も含めて、再注目されるキャラクターたちです。

及川徹：浪川大輔が魅せるカリスマ

青葉城西高校の司令塔であり、カリスマ的な人気を誇るセッター・及川徹。

彼の声を演じるのは、数々の話題作で主役級を務める浪川大輔さんです。

柔らかい口調と裏に潜む計算高さを表現した浪川さんの演技は、及川の天才的な技術と人間味を見事に体現しています。

彼の「才能がないからこそ努力する」というセリフに、多くの視聴者が心を打たれました。

牛島若利：竹内良太が演じる絶対的エース

白鳥沢学園高校の主将でエースの牛島若利は、作中で「全国トップ3のスパイカー」として描かれる絶対的存在。

その重厚感あるキャラクターにふさわしく、演じているのは竹内良太さん。

力強く低音の効いた声が、牛島の圧倒的な存在感を声だけで表現しています。

セリフは少なめながら、その一言一言に重みがあり、静かなる強者のオーラがにじみ出ていました。

天童覚・白布賢二郎など劇場版で再登場キャラの声優

白鳥沢の中でも特に印象深いのが、ミドルブロッカー・天童覚とセッターの白布賢二郎です。

天童覚は天真爛漫な性格とは裏腹に、相手の心理を読む頭脳派ディフェンダー。木村昴さんがその二面性を見事に演じ分けています。

白布賢二郎は強豪校の中でしっかりと仕事をこなす職人型セッターで、豊永利行さんがその静かな闘志を繊細に演じています。

劇場版では直接登場していませんが、次作以降での再登場が期待され、注目度は高いままです。

キャラクター名	学校	ポジション	声優
及川 徹	青葉城西	セッター（主将）	浪川 大輔
岩泉 一	青葉城西	ウィングスパイカー（副主将）	吉野 裕行
牛島 若利	白鳥沢学園	ウィングスパイカー（主将）	竹内 良太
天童 覚	白鳥沢学園	ミドルブロッカー	木村 昴
白布 賢二郎	白鳥沢学園	セッター	豊永 利行

劇場版で変更があった声優・キャラの有無

『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』では、これまでのTVアニメシリーズと同様に多くのキャストが続投しました。

しかしながら、一部キャラクターについてはやむを得ない理由で声優の変更が行われたケースもあります。

ここでは変更されたキャスト、そして劇場版特有の新規収録内容や、過去作との違いに注目していきます。

故・田中一成さんから江川央生さんへの交代

烏野高校のコーチである烏養繋心（うかいけいしん）役の声優は、TVアニメ第1期から第2期途中までは田中一成さんが担当していました。

しかし、田中さんは2016年10月に急逝されたため、以降は江川央生さんが後任を務めています。

劇場版でも江川さんが続投しており、彼の落ち着きと力強さのある演技は、田中さんの想いを継ぐように感じさせるものでした。

観客からも「江川さんのうかい先生がしっくりくるようになった」との声が多く、作品への信頼感を保ち続けています。

劇場版での新規収録と過去作との違い

劇場版『ゴミ捨て場の決戦』では、全編が新規収録となっており、過去のTVアニメとは異なる演出・演技が多く盛り込まれています。

演出面では、音響や息遣い、ボールの音などがよりリアルに強化され、まるで「観客席に座って試合を観ている」ような臨場感があります。

声優陣もこれに合わせて、実際に体を動かしながらマイクの前で演じるなど、物理的なアプローチを取り入れていたことが明らかになっています。

特に村瀬歩さんや梶裕貴さんは、研磨や日向の「心の成長」を声のトーンやリズムに反映し、「TV版よりもキャラの内面を掘り下げた」と語っています。

「TVシリーズでは“声をあてる”感覚でしたが、劇場版は“体全体でプレーしている感覚”だった」──村瀬歩さん

これにより、視聴者はこれまで以上にキャラクターたちの苦悩や歓喜を“声を通じて”体感できるようになっています。

女性キャラクター＆サポートキャラの声優

『ハイキュー!!』の魅力は試合だけではありません。

チームを支える女性マネージャーたちや、精神面で選手を導くサポートキャラクターたちの存在が、作品全体のバランスと人間味を豊かにしています。

彼らを演じる声優陣も、演技力の高さでそれぞれのキャラを深く印象付けています。

清水潔子：名塚佳織の美しい表現力

烏野高校バレー部の初代マネージャーである清水潔子は、クールで寡黙ながら、内に熱い信念を秘めたキャラクター。

そんな彼女を演じるのは、繊細な演技で知られる名塚佳織さんです。

少ないセリフの中でも、清水の「背中で語る」ような魅力を的確に表現しており、凛とした佇まいが声だけで伝わってきます。

「やるなら、最後までやりきりなさい」──この名セリフは、静かな中に熱を感じさせる名塚さんの代表的な演技です。

谷地仁花：諸星すみれのフレッシュな演技

清水に憧れてマネージャーになった後輩、谷地仁花は、内気ながらも一生懸命でチームの雰囲気を和らげる存在です。

このキャラクターを演じるのは、若手ながら実力派の諸星すみれさん。

緊張しやすい性格や、成長していく過程を自然な演技で表現しており、「観ていて応援したくなるキャラ」として定着しています。

彼女のセリフには、高校生ならではの素直さや不安が詰まっており、観客の共感を呼びました。

武田先生・烏養コーチ・校内キャラのキャストも

選手たちの心を支える大人たちの存在も、物語には欠かせません。

烏野高校バレー部の顧問・武田一鉄先生は、バレー経験がないながらも選手のために全力を尽くす熱血教師です。

演じるのは、知的で優しい声質が魅力の神谷浩史さん。

そして、前述の通りコーチの烏養繋心は現在江川央生さんが担当し、的確な指導と選手への情を声で伝えています。

また、校内で登場する教師やモブキャラにも、実力派声優が多数起用されており、全体として作品のリアリティを底上げしています。

キャラクター名	役割	声優
清水 潔子	烏野高校・初代マネージャー	名塚 佳織
谷地 仁花	烏野高校・新マネージャー	諸星 すみれ
武田 一鉄	烏野高校・バレー部顧問	神谷 浩史
烏養 繋心	烏野高校・バレー部コーチ	田中 一成（初代）→江川 央生

ハイキュー キャラクター 声優の最新まとめ

劇場版『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、シリーズを通して培われたキャスト陣の信頼と実力が結集した、まさに“声”によるドラマの集大成でした。

TVシリーズから続投した声優陣が再び同じ役を演じることで、キャラクターたちは時間を経てもなお、進化しながら観る者の心に寄り添う存在であり続けています。

また、再収録による細やかな演出や、交代となった声優の誠実な演技によって、キャラクターの命がより深く、リアルに息づいていることを感じさせてくれました。

• 村瀬歩 × 日向翔陽：情熱のジャンパーに魂を込めた声
• 石川界人 × 影山飛雄：天才セッターの内なる葛藤を見事に表現
• 梶裕貴 × 孤爪研磨：無口で冷静な中にも“勝ちたい”という感情を注ぐ演技
• 中村悠一 × 黒尾鉄朗：知略と情熱を併せ持つキャプテンの存在感
• 浪川大輔 × 及川徹、竹内良太 × 牛島若利など他校キャラも引き続き熱演

そして、清水潔子や谷地仁花、武田先生といったサポート陣のキャストも物語をしっかりと支え、その存在があってこそ試合の緊張と感動が際立っていました。

声優陣が一体となって作り上げた『ハイキュー!!』の世界は、今後の新作や続編にも確かな期待を抱かせてくれます。

ファンとしては今後の展開に注目しつつ、もう一度劇場でその“声”に会いに行きたくなる、そんな余韻を残す作品となっています。

この記事を読むとわかること：
・劇場版『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』で活躍した声優陣の一覧と見どころ
・声優変更の背景と演技への影響
・キャラの成長と声優の表現力が作品に与えた影響