『呪術廻戦』死滅回游前編に第60話はありません。前編は第59話「仙台結界コロニー」で完結し、物語の続きは第4期「死滅回游 後編」へ進みます。
2026年3月26日放送の第59話では、乙骨憂太が黒沐死、烏鷺亨子、石流龍らと激突。三者同時の領域展開まで描かれる濃密な最終回となりました。「60話」を探している方に向けて、第59話の具体的なネタバレと第4期へのつながりを整理します。
- 死滅回遊アニメ60話はある?公式上は59話が前編最終回
- 第59話「仙台結界コロニー」ネタバレ|乙骨憂太は何と戦った?
- 石流龍・烏鷺亨子が参戦|仙台結界は三つ巴の戦いへ
- 乙骨・石流・烏鷺が同時に領域展開|第59話最大の見せ場
- 第59話は原作のどこまで?前編最終回に仙台結界を置いた意味
- 第4期「死滅回游 後編」は決定済み|60話相当の続きはどうなる?
- 来栖華と「天使」はいつ重要になる?後編で変わる死滅回游の目的
- 最終回直前特番でも分かる「死滅回游前編」の群像劇構造
- 死滅回遊アニメ60話を探す人へ|第59話が前編ラストになった意味を考察
- まとめ|死滅回遊アニメ60話はまだ公式発表なし、第59話から第4期へ
- よくある質問
死滅回遊アニメ60話はある?公式上は59話が前編最終回
結論から整理すると、TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」はシリーズ通算第59話で終了しており、前編の第60話は存在しません。
TVアニメ『呪術廻戦』公式サイトが2026年1月に公開した放送スケジュールでは、第3期前編は第48話から第59話まで。2月19日の「閑話」を挟み、3月26日の第59話までが放送予定として案内されていました。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト+1
公式の放送情報を整理すると、次の通りです。
- 第3期タイトル:「死滅回游 前編」
- 放送開始:2026年1月8日
- 放送局:MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠
- 本編話数:第48話~第59話
- 前編最終回:2026年3月26日
- 最終回:第59話「仙台結界コロニー」
- 第59話:本編27分の拡大スペシャル
- 続編:第4期「死滅回游 後編」
2025年11月7日の公式発表でも、第3期は2026年1月8日から全国同時放送すると告知され、その後の公式スケジュールで第59話までが前編として明示されました。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト+1
さらに2026年3月19日、公式サイトは第59話を「第3期最終回 第59話(第3期12話)」と明記。本編尺を27分に拡大し、3月26日深夜0時26分から放送すると発表しています。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト+1
ここまで公式情報がそろっているため、「前編に60話があったのでは?」という点については迷わなくて大丈夫です。
前編は59話まで。
では、なぜ「死滅回遊 アニメ60話」と検索する人が多いのか。
おそらく一番自然なのは、「59話の続きが見たい」「次の話では何が起こる?」「乙骨の仙台結界の続きは?」という検索意図でしょう。
つまり「60話ネタバレ」を探してたどり着いた方が本当に知りたいのは、第59話でどこまで進んだのか、そして次のアニメで何が続くのかなんですよね。
そこで、まずは前編最終回の中身をしっかり振り返っていきます。
第59話「仙台結界コロニー」ネタバレ|乙骨憂太は何と戦った?
第59話の主役は、完全に乙骨憂太です。
第58話まで東京第1結界コロニーの伏黒恵とレジィ・スターを中心に物語が進んでいましたが、最終回では一気に宮城県の仙台結界コロニーへカメラが切り替わります。
公式あらすじによると、乙骨は仙台結界で形成されていた「三竦みの四つ巴」の一角、ドルゥヴ・ラクダワラをすでに撃破。
その結果、それまで休眠していた特級呪霊・黒沐死が動き出します。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
仙台結界で均衡を保っていた主な存在は、
- ドルゥヴ・ラクダワラ
- 黒沐死
- 石流龍
- 烏鷺亨子
という強者たち。
そこへ乙骨が入り込み、ドルゥヴを倒したことで均衡が崩壊していくわけです。
これが第59話のスタート地点です。
乙骨VS黒沐死、反転術式を隠しながら戦う
最初の大きなバトルは、乙骨憂太VS黒沐死。
黒沐死は、羂索が呪霊操術の支配から外した特級呪霊です。公式キャラクター紹介でも「死滅回游」の泳者として扱われており、仙台結界の四つ巴の一角とされています。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
しかも黒沐死が襲っているのは術師だけではありません。
一般人にも被害が及ぶため、乙骨は自分が勝つだけでなく、周囲を守りながら戦わなければならない状況になります。
ここが乙骨らしいところなんですよね。
特級術師なのだから、自分の戦闘だけに集中すれば圧倒的に有利になる。
それでも乙骨は一般人を切り捨てず、リカを護衛側へ回したうえで黒沐死と向き合います。
さらに厄介なのが、石流龍と烏鷺亨子から戦いを観察されていること。
乙骨は反転術式を使えるだけでなく、その正のエネルギーを他者へ出力できる能力を持っています。
呪霊にとって正のエネルギーは致命的。
つまり黒沐死を倒すだけなら非常に強力な手段なのですが、その切り札をこれから戦う可能性が高い石流や烏鷺に知られるのは避けたい。
乙骨は「勝つこと」と「手札を隠すこと」を同時に求められるわけです。
第59話の面白さは、単に乙骨が強いところを見せるだけではありません。
特級術師ですら、死滅回游では能力を全部さらけ出して戦えばいいわけではない。
次の敵、その次の敵まで考えながら戦う必要がある。
この情報戦こそ、死滅回游らしさがギュッと詰まった部分だと私は感じました。

黒沐死に追い詰められた乙骨が選んだ決着
とはいえ、黒沐死は簡単に倒せる相手ではありません。
攻撃を受けた乙骨は徐々に追い詰められ、戦況を見ていた烏鷺たちからも決着したように見えるほどの状況になります。
そこで乙骨が最終的に使ったのが、隠していた反転術式の正のエネルギーでした。
黒沐死へ至近距離から正のエネルギーを直接流し込み、一気に祓う。
2026年3月27日付のABEMA TIMESでも、この場面は第59話を象徴する大きな見せ場として取り上げられています。乙骨が反転術式を使用できることを石流や烏鷺に隠そうとしていた点も紹介されています。AbemaTIMES+1
ただし当然ながら、ここまで派手に使えば能力はバレます。
黒沐死は倒した。
でも切り札の一枚を見せてしまった。
しかも、その直後には石流と烏鷺が待っている。
「強敵を一人倒してホッとする暇がない」。
これ、死滅回游という章をものすごく端的に表していますよね。
石流龍・烏鷺亨子が参戦|仙台結界は三つ巴の戦いへ
黒沐死との戦いが終わっても、第59話はほとんど止まりません。
次に乙骨へ迫るのが、烏鷺亨子と石流龍です。
公式キャラクター紹介では、烏鷺は受肉して復活した過去の術師で、かつて藤氏直属の暗殺部隊「日月星進隊」の隊長だった人物。
「空」を「面」として捉える術式を持っています。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
一方の石流龍も過去の術師。
公式には、泳者の中でも極めて高い呪力出力を誇り、「人生のデザート」を求めて戦う人物として紹介されています。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
この2人、同じ仙台結界の強敵なのに性格も戦闘スタイルもかなり違うんです。
烏鷺は空間そのものへ干渉する特殊な術式。
石流は圧倒的な呪力出力を叩きつける火力型。
そして乙骨は膨大な呪力、リカ、反転術式、さらに「模倣」という多彩すぎるカードを持っています。
つまり第59話後半は、火力・特殊能力・万能型という異なるタイプの強者が正面衝突する構図になっています。
ここから映像の密度が一気に上がっていくんですよね。
リカとの完全接続で乙骨の戦闘力が跳ね上がる
石流、烏鷺を相手にする中で、乙骨はついにリカと本格的に接続。
ここから乙骨の戦い方そのものが変わります。
『劇場版 呪術廻戦 0』を観て乙骨が好きになった人なら、「待ってました!」となる場面ではないでしょうか。
乙骨の強さは単に呪力量が多いだけではありません。
近接戦闘。
反転術式。
リカ。
そして術式の模倣。
状況によって戦い方を何段階も切り替えられることが最大の恐ろしさです。
石流が真正面から超高出力をぶつけてくる一方、烏鷺は空間そのものをゆがめて攻撃をかわす。
普通なら、どちらか一人でも対策するだけで精いっぱい。
それを乙骨は両者の術式を観察しながら突破口を組み立てていきます。
私はここが、第59話で「乙骨は五条悟に次ぐ存在として扱われている」という説明を、セリフではなく戦闘そのもので納得させる部分だと思いました。
強い技を一発撃てるから特級なのではない。
初見に近い複雑な状況へ放り込まれても、戦いながら最適解を更新できる。
それが乙骨の異常な強さなんです。
乙骨・石流・烏鷺が同時に領域展開|第59話最大の見せ場
そして第59話屈指の見せ場が、乙骨憂太・石流龍・烏鷺亨子による三者同時の領域展開です。
もうこの時点で「前編の最終回、そこまでやるの!?」となりますよね。
アニメイトタイムズの第59話振り返りでも、三者が同時に領域展開へ入ったこと、その後に黒沐死が再び戦場へ乱入したことで三つの領域が崩壊した展開が紹介されています。アニメイトタイムズ
ただし、三者がそれぞれ領域を完成させ、その効果を順番に披露する展開ではありません。
そこへ予想外の存在が割って入り、均衡そのものが崩れてしまいます。
この展開がめちゃくちゃ『呪術廻戦』らしい。
「最強技を出したから、さあ必殺技対決だ!」と素直に進まないんです。
能力のぶつかり合いに第三者が介入し、予定していた戦況そのものが壊れる。
死滅回游のバトルは、常に「相手の能力」だけでなく「周囲の状況」まで戦闘条件になるんですよね。

烏鷺が脱落し、乙骨VS石流の一騎打ちへ
領域展開をめぐる混乱によって戦況は再び変化。
烏鷺が大きなダメージを負い、最終的には乙骨と石流の正面対決へ絞られていきます。
ここからの石流がまたいいんですよ。
石流はただ「勝ちたい」キャラクターではありません。
自分の人生で満たされなかった何かを、「デザート」を食べるような感覚で戦いに求めている人物です。
だから乙骨という規格外の相手と出会ったことで、むしろテンションが上がっていく。
対して乙骨は、戦いそのものを楽しむタイプではありません。
守るものがあり、達成すべき目的があるから戦っています。
戦いを求める石流と、戦う必要がある乙骨。
この温度差が、最後の殴り合いを単なるパワーバトル以上のものにしています。
石流の攻撃を利用して決着へ
最終局面では、乙骨が烏鷺の術式を利用しながら石流の高出力攻撃へ対応。
第59話振り返りでは、乙骨が模倣した烏鷺の術式を使って石流の攻撃をそらし、最後には石流自身の攻撃を利用する形で決着へ持ち込んだ流れが紹介されています。アニメイトタイムズ
ここ、本当に乙骨らしい勝ち方だと思うんです。
石流以上の出力を正面から叩き込んで終わるのではない。
烏鷺との戦いで得た情報。
石流が放った攻撃。
自分の模倣能力。
それまでの戦闘すべてを材料にして最後の一手を作る。
言ってしまえば、第59話そのものを伏線にして最後の勝ち方を完成させているんですよね。
だから観終わったあとに「乙骨強すぎ!」だけではなく、「乙骨、戦闘IQまで高すぎない?」という感覚が残ります。
そして石流もまた、乙骨との死闘によって自分が求めていた「満足」に近づく。
敵をただ倒して終わるのではなく、相手側の生き方まで決着させる。
この余韻が、仙台結界編をすごく印象的な戦いにしています。
第59話は原作のどこまで?前編最終回に仙台結界を置いた意味
書店員として原作コミックスの構成を追っていると、第59話の配置にはかなり面白さを感じます。
アニメ第59話で描かれる仙台結界の戦いは、原作コミックスでは20巻を中心としたエピソードにあたります。
死滅回游前編の終盤までに、虎杖悠仁の日車寛見戦、伏黒恵のレジィ・スター戦が進み、そこから乙骨憂太の仙台結界へ視点が移る。
つまりアニメ前編は、ひとりの主人公の一本の戦いを最終回にするのではなく、東京第1結界から仙台結界へ物語の規模を広げながら終える構成を選んでいるんです。
ここが個人的にはすごく重要だと思っています。
第58話の伏黒VSレジィは「前夜」、59話が本当の前編クライマックス
現在の記事で長く触れられていた第58話の伏黒VSレジィも、もちろん重要です。
レジィの術式「再契象」と伏黒の「十種影法術」がぶつかる戦いは、死滅回游らしい頭脳戦。
しかし「60話の続き」を知りたい読者の視点で見るなら、第58話はあくまで第59話へ入る直前の出来事としてコンパクトに整理した方が分かりやすいでしょう。
第58話で伏黒の東京第1結界が一つの区切りを迎える。
そして最終回では乙骨へバトンが渡る。
ここで注目したいのは、主人公・虎杖へカメラを戻さなかったことです。
通常、シーズン最終回なら主人公中心のドラマへ帰ってきてもおかしくありません。
ところが『呪術廻戦』は乙骨を選びました。
私はこれを、死滅回游が「虎杖一人の物語」ではないと視聴者へはっきり示す構成だと考えています。
東京第1結界では虎杖と伏黒。
仙台では乙骨。
この先にも別の場所で戦っている術師たちがいる。
結界ごとに物語が走り、その結果がやがて一本の大きな流れへ収束していく。
最終回で乙骨を置いたことによって、「一つの戦いが終わった」という満足よりも、「まだ別の場所でこんな激戦が続いている」というスケール感が残るんです。
27分拡大は「後編への入口」まで描くための尺と考えられる
公式サイトは2026年3月19日、第59話を通常より本編尺を広げた27分の特別尺で放送すると発表しました。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
ここで注意したいのは、「なぜ27分にしたのか」という制作側の意図までは公式発表では説明されていないこと。
ですから「仙台結界を全部描くために27分にした」と断定することはできません。
ただ、実際の内容を見ると、黒沐死戦から烏鷺・石流戦、三者同時の領域展開、そして石流との決着まで非常に多くの展開が詰め込まれています。
そのため結果として、前編最終回で仙台結界の一連の激戦を大きく進めるため、拡大尺が非常に効果的に使われたとは言えるでしょう。
最終回なのに、静かなエピローグへ時間を使うのではない。
最後の最後まで戦う。
そして戦闘の向こうに、さらに大きな物語が続いている。
この「終わったのに終わっていない」感覚こそ、死滅回游前編の締め方としてかなり強いと感じました。
第4期「死滅回游 後編」は決定済み|60話相当の続きはどうなる?
では、いちばん気になる「第59話の次」です。
公式に確認できる答えは、TVアニメ第4期「死滅回游 後編」へ続くということ。
TVアニメ『呪術廻戦』公式サイトは2026年6月19日、第4期「死滅回游 後編」のティザーPVを公開しました。
さらに第3期前編で演出・副監督を務めた佐藤威さんが、第4期では監督を務めることも正式発表されています。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
ティザーPVには、
- 秤金次
- 鹿紫雲一
- 禪院真希
- 脹相
- 九十九由基
- 虎杖悠仁
- 伏黒恵
らの姿が登場。
公式は、秤と鹿紫雲の戦い、真希の戦闘、羂索へ立ち向かう脹相や九十九など、死滅回游がさらに激化していく映像を紹介しています。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
ここから分かるのは、仙台結界だけで物語が収束するわけではないということ。
むしろ第59話までに広げられた複数の戦線が、後編でさらに大きく動き始めます。

第4期第1話は正式に「第60話」と呼ばれる?
ここは検索者にとってかなり重要なので、慎重に整理しておきます。
これまでTVアニメ『呪術廻戦』は、第1期から続く通算話数でエピソード番号が付けられてきました。
第3期も第48話から始まり、第59話まで続いています。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
その流れだけを考えれば、次の新作エピソードが第60話になる可能性は自然に想像できます。
ただし、2026年8月3日時点で、第4期第1話を公式が「第60話」として発表したことまでは確認できません。
したがって、
「第60話は○○編になる」
「第60話では○○が戦う」
と現時点で正式話数のように断定するのは避けるべきです。
公式に確定しているのは、
第3期「死滅回游 前編」は第59話で終了し、その続編が第4期「死滅回游 後編」であること。
ここまでです。
ネタバレ系の記事って、どうしても「原作を知っているから先を書きたくなる」んですよね。
でも、原作の区切りとアニメの1話構成は必ずしも一致しません。
特に第59話のような27分拡大回がある作品では、原作何話分を1エピソードにまとめるかも柔軟に変わります。
だからこそ、原作で次に起こる出来事と、アニメの正式な「第60話」の内容は分けて考えるのが誠実です。
来栖華と「天使」はいつ重要になる?後編で変わる死滅回游の目的
第59話の戦闘だけを見ていると、死滅回游は「強い泳者を倒してポイントを集めるゲーム」にも見えます。
でも物語全体で見ると、本当の目的はそれだけではありません。
虎杖や伏黒たちは、死滅回游のルールを利用しながら状況を変える必要があります。
そしてさらに大きな問題として、渋谷事変で封印された五条悟が残っています。
そこで重要な存在になるのが、来栖華と「天使」です。
「天使」は術式そのものへ干渉できる特殊な存在。
この存在が重要なのは、単に戦闘力が高いからではありません。
『呪術廻戦』では術式こそが戦闘と世界の仕組みを支える重要な要素です。
そこへ「術式をどうにかできる存在」が入るということは、戦場で敵を倒すだけではなく、物語のルールそのものを動かせる可能性が生まれるということ。
ここから死滅回游は、ポイント争奪戦だけではなくなっていきます。
誰と戦うのか。
どんなルールを追加するのか。
羂索が何を狙っているのか。
そして五条悟をどうするのか。
「強い相手を倒して次へ進む」という少年漫画的な一本道ではなく、複数の目的が同時進行していくんです。
私はこのあたりから、『呪術廻戦』の死滅回游はバトルロイヤルという表面の下にある巨大な攻略戦として見ると一気に分かりやすくなると思っています。
最終回直前特番でも分かる「死滅回游前編」の群像劇構造
第59話放送前の2026年3月22日には、ABEMAで第3期「死滅回游 前編」の特番が放送されました。
放送時間は19時30分から21時。
出演したのは、
- 榎木淳弥さん:虎杖悠仁役
- 内田雄馬さん:伏黒恵役
- 小松未可子さん:禪院真希役
- 井上麻里奈さん:禪院真依役
- 中井和哉さん:秤金次役
- 青山穣さん:レジィ・スター役
の6人。
MCは松澤ネキさんでした。
ABEMAは、この6人を『呪術廻戦』特番史上最多となるキャスト陣として紹介し、それぞれの戦いを振り返る構成を案内していました。ABEMA+1
この顔ぶれを見るだけでも、第3期前編の特徴がよく分かります。
虎杖だけではない。
伏黒だけでもない。
真希と真依。
秤。
レジィ。
そして最終回では乙骨。
主人公の周囲にキャラクターが集まるのではなく、それぞれが別の場所で主役になる。
これが死滅回游前編です。
原作コミックスを棚に並べながら読み返していても、この章は一冊ごとの主役がかなり変わる印象があります。
だから週単位でアニメを追っていると、「いま誰がどこにいるんだっけ?」となりやすい。
でも逆に、全体の位置関係を理解した瞬間にめちゃくちゃ面白くなるんですよね。
東京第1結界での出来事。
仙台結界での出来事。
別の場所で動いている術師たち。
それらはバラバラな短編ではありません。
羂索が始めた死滅回游という同じ巨大な盤面の上で、同時に進んでいる戦いです。
死滅回遊アニメ60話を探す人へ|第59話が前編ラストになった意味を考察
ここからは、確認できる公式情報とは分けて私なりの考察です。
第59話を見終わって一番強く感じたのは、乙骨憂太を前編最終回の主人公にした意味はかなり大きいということでした。
乙骨は「次の敵」ではなく物語のスケールを変える存在
乙骨は『劇場版 呪術廻戦 0』の主人公でもあり、TVアニメ本編でも五条悟に次ぐ存在として位置付けられています。
公式は2026年3月19日に公開した乙骨のキャラクターポスターでも、百鬼夜行後3カ月で特級へ返り咲き、五条悟に次ぐ現代の異能と紹介しました。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
その乙骨を前編ラストへ持ってくる。
これによって、視聴者が死滅回游へ抱く基準が一段上がるんです。
虎杖VS日車も濃かった。
伏黒VSレジィも頭脳戦として凄まじかった。
それなのに最後に乙骨が出てきて、
「まだこのレベルの戦いが残っていたの?」
と思わせる。
前編最終回で物語を閉じるのではなく、後編への期待値を引き上げながら終わらせる役割を乙骨が担っているように感じます。
「五条不在」を全員で埋める物語になっている
そしてもう一つ。
私は死滅回游前編全体に、五条悟がいない世界で、それぞれの術師が自分の判断で戦わなければならないというテーマを感じます。
渋谷事変以前は、究極的には「五条先生がいる」という安心感がありました。
ところが、その最強が封印される。
すると虎杖も伏黒も真希も乙骨も、自分で選択し、自分で責任を背負わなければならなくなる。
第59話の乙骨もそうです。
一般人を守る。
羂索を倒す。
仲間のためにポイントを得る。
誰かに指示されるのではなく、自分で判断して動く。
そして最終回の主人公が乙骨になったことで、死滅回游は明確に「残された術師全員の戦い」へ変わったように見えます。
第59話の新しさは「一戦の勝敗」より戦闘情報が次へ蓄積すること
仙台結界の面白さは、バトルの勝敗だけを見ると少しもったいないと思います。
乙骨は黒沐死戦で反転術式を見せる。
烏鷺の術式を観察する。
石流の高出力攻撃を知る。
そして、それまでに得た情報を次の戦いへ使っていく。
つまり死滅回游では、一戦ごとに経験値がリセットされない。
戦った相手の術式や情報そのものが、次の数分の戦いを変える。
この連続性が、仙台結界のバトルを特別にしています。
第58話の伏黒VSレジィも同じで、単純なステータス勝負ではなく、「相手のルールをどちらが早く理解するか」が重要でした。
その意味で、伏黒戦と乙骨戦は表面的には全然違うのに、死滅回游という章の戦闘思想は共通しているんですよね。
私はここがかなり好きです。
派手なのに、ちゃんと考えて観るほど面白い。
「あの攻撃、なんでさっき避けたんだろう?」
「あの能力をここで使うの!?」
と、数分前の行動まで伏線のように戻ってくる。
アニメ映えするのは必殺技だけではなく、こうした判断の積み重ねなんだと思います。
まとめ|死滅回遊アニメ60話はまだ公式発表なし、第59話から第4期へ
「死滅回遊アニメ60話」を探している方がまず知っておきたいのは、第3期「死滅回游 前編」は第59話「仙台結界コロニー」で終了しているという点です。
第3期は2026年1月8日に放送開始。公式スケジュールでは第48話から第59話までが前編として放送され、3月26日の第59話は本編27分の拡大スペシャルとなりました。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト+2TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト+2
そして第59話では、乙骨憂太がドルゥヴ撃破後の仙台結界で黒沐死と戦い、さらに烏鷺亨子、石流龍との三つ巴へ突入。
乙骨・烏鷺・石流による三者同時の領域展開まで描かれ、最終的には石流との激闘が大きな決着を迎えます。 TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト+1
つまり第59話は単なる「乙骨編の始まり」ではありません。
仙台結界の激戦そのものを一気に進め、乙骨が特級術師たる理由を戦闘で見せつける、前編最大級のクライマックスでした。
その後、2026年6月19日には第4期「死滅回游 後編」のティザーPVが公式公開され、佐藤威監督の就任も発表済みです。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
ただし現時点では、第4期第1話が正式に「第60話」という番号になるとは公式発表されていません。
したがって今いちばん正確な答えは、
「前編の60話は存在しない。前編最終回は59話。続きは第4期『死滅回游 後編』」
です。
個人的には、第59話を観たあとほど「これで前編終わりなの!?」と言いたくなる構成もなかなかありません。
黒沐死。
烏鷺亨子。
石流龍。
三者同時の領域展開。
リカとの完全接続。
これだけ詰め込んでも、死滅回游全体から見ればまだ途中なんです。
しかも第4期ティザーには秤金次と鹿紫雲一、真希、脹相、九十九由基、虎杖、伏黒たちの姿まである。
前編が「それぞれの術師が盤面へ配置されていく章」だったとすれば、後編はその駒がさらに激しく動き、物語全体が羂索の狙いへ近づいていくフェーズになりそうです。
第59話はゴールではありません。
乙骨が仙台結界で見せた戦いを境に、『呪術廻戦』はさらに大きな局面へ踏み込んだ。
「60話」を探していた方こそ、第4期「死滅回游 後編」の正式な話数発表を待ちながら、第59話の仙台結界をもう一度見返しておくと、次の展開をさらに楽しめると思います。
よくある質問
呪術廻戦 死滅回遊のアニメ60話は放送された?
第3期「死滅回游 前編」の第60話は放送されていません。
前編はシリーズ通算第59話「仙台結界コロニー」が最終回です。公式サイトでも第59話を「第3期最終回」「第3期12話」と明記しています。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
第59話「仙台結界コロニー」では何が描かれた?
乙骨憂太が仙台結界で特級呪霊・黒沐死と戦い、その後は烏鷺亨子、石流龍を交えた激戦へ突入します。
三者同時の領域展開やリカとの接続、石流との最終決戦まで描かれる、前編のクライマックスです。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト+1
第59話の続きは第60話になる?
シリーズ通算話数の流れから第60話になる可能性は考えられますが、2026年8月3日時点では、第4期第1話を「第60話」とする公式発表は確認できません。
公式に決定しているのは、第59話の続編としてTVアニメ第4期「死滅回游 後編」が制作されることです。2026年6月19日にはティザーPVも公開されています。TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
桜木結衣(さくらぎゆい)/アニメオタク・書店員



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