『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」の制作はMAPPA。御所園翔太監督を軸に、各話ごとに異なる作画監督・原画スタッフが参加しています。
2026年1月8日から3月26日まで放送されたTVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」。公式サイトで使われている表記は「死滅回游」で、本記事でも作品名はこの公式表記に統一します。検索では「死滅回遊」と表記されることもありますが、同じエピソードを指しています。
「制作会社はどこ?」「あの戦闘シーンを描いたアニメーターは誰?」と気になった方も多いはず。
結論から言うと、アニメーション制作はMAPPAですが、「死滅回游のアニメーター=この一人」という人物はいません。第48話「執行」では御所園翔太さんが絵コンテ・演出を担い、三谷高史さん、奥田哲平さんらが作画監督として参加。最終回の第59話「仙台結界」にはさらに多数の作画監督・演出スタッフが集結しています。
ここでは制作会社とシリーズ主要スタッフだけでなく、実際の各話クレジットから確認できるアニメーター・作画スタッフの具体名まで整理します。
『呪術廻戦』死滅回游の制作会社はMAPPA?主要スタッフは誰?
『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」のアニメーション制作はMAPPAです。
公式スタッフ情報では、監督に御所園翔太さん、シリーズ構成・脚本に瀬古浩司さん、キャラクターデザインに矢島陽介さん・丹羽弘美さん、副監督に高田陽介さん・佐藤威さんが名を連ねています。
主要スタッフを整理すると、次のようになります。
担当 スタッフ
原作 芥見下々
監督 御所園翔太
シリーズ構成・脚本 瀬古浩司
キャラクターデザイン 矢島陽介・丹羽弘美
副監督 高田陽介・佐藤威
美術監督 東潤一
色彩設計 松島英子
CGIプロデューサー 淡輪雄介
3DCGディレクター 志賀健太郎(モンスターズエッグ)
撮影監督 伊藤哲平
編集 柳圭介・ACE
音楽 照井順政
音響監督 えびなやすのり
音響制作 dugout
アニメーションプロデューサー 瀬下恵介・二本柳陸
アニメーション制作 MAPPA
公式サイトでも上記の第3期スタッフが明示されています。つまり作品全体の画づくりを考える場合、まず御所園翔太監督、矢島陽介さん・丹羽弘美さんらシリーズ中核スタッフを見ることが重要です。
放送は2026年1月8日からMBS・TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠でスタート。第48話から第54話を1月8日〜2月12日、第55話から第59話を2月26日〜3月26日に放送するスケジュールが公式に案内されました。
最終回となった第59話は、通常より本編尺を広げた27分の「本編拡大スペシャル」として3月26日深夜0時26分から放送されています。
ここまで見るだけでも、「一つのアニメ制作会社がそのまま全部を描く」というイメージとは少し違うことが分かりますよね。
アニメーション制作はMAPPAでも、その中では監督、演出、作画監督、原画、CG、美術、撮影など、非常に多くのスタッフが役割を分担しています。

死滅回游のアニメーターは誰?第48話など代表回のスタッフを確認
死滅回游には多数のアニメーターが参加しており、話数ごとに担当者が変わります。
ここが「死滅回游 アニメーター」と検索した方に、いちばん伝えたいポイントです。
キャラクターデザイン担当者だけを挙げて「この人が死滅回游を描いた」と説明するのは正確ではありません。
テレビアニメでは、絵コンテ、演出、総作画監督、作画監督、原画、第二原画など、複数の職種が一話の映像を支えています。
その違いが特に分かりやすいのが、各話のエンドクレジットです。
第48話「執行」は御所園翔太監督が絵コンテ・演出
第3期の幕開けとなる第48話「執行」では、瀬古浩司さんが脚本、御所園翔太さんが絵コンテ・演出を担当しました。
さらに総作画監督を矢島陽介さん・丹羽弘美さん、作画監督を三谷高史さん・奥田哲平さん、作画監督補佐を島田千裕さんが担当したことがクレジット情報から確認できます。
第48話で描かれるのは、渋谷事変後の東京で虎杖悠仁と脹相の前に禪院直哉、さらに乙骨憂太が現れる展開。
公式あらすじでも、虎杖が死刑執行役となった乙骨の圧倒的な呪力量に追い詰められていくエピソードとして紹介されています。
この回がおもしろいのは、「第3期が始まりました」と説明するだけの導入回ではなく、いきなり追走と接近戦を前面に出してきたところ。
個人的には、御所園監督自身が絵コンテと演出を担ったことで、第3期のアクションの基準を最初に提示する役割を持つ一話になったと感じました。
キャラクターをただ激しく動かすのではなく、「誰が誰を追っているのか」「どちらが速いのか」「距離がどれだけ縮まったのか」が追いやすい。
作画枚数の多さだけでなく、動きの意味が画面から伝わることが、『呪術廻戦』のアクションを観るうえではかなり大切なんですよね。
第55話・第56話にも異なるスタッフが参加
話数が進むと、絵コンテ・演出・作画スタッフの組み合わせも変化します。
公開されているクレジット情報では、第55話では高田陽介さんが絵コンテ・演出を担当。第56話では御所園翔太さんが絵コンテを担当し、総作画監督として矢島陽介さん、丹羽弘美さん、野田友美さんらの名前が確認できます。
第56話の原画には奥田哲平さん、上妻晋作さん、松永颯太さん、菊池有騎さんら複数のクリエイターがクレジットされています。
こうして具体名を見ると、「死滅回游のアニメーター」という言葉が一人を意味しない理由がよく分かります。
同じシリーズでも、エピソードごとに違う人の強みが入り、最後にシリーズ全体のデザインや演出方針へまとめられているわけです。
ここ、アニメオタク的にはめちゃくちゃ楽しいところなんですよね。
作画が刺さった回のクレジットを見て、別作品でも同じスタッフの名前を見つけると「あ、この人だったのか!」となる。推しキャラとは別に“推しクリエイター”が増えていく瞬間です。
第59話「仙台結界」は多数の作画監督が集結
そして制作体制の規模が特に分かりやすいのが、最終回となった第59話「仙台結界」です。
この回は御所園翔太さん・土上いつきさんが絵コンテを担当。
演出には高田陽介さん、佐藤威さん、愛敬亮太さん、飯野慎也さん、山本浩暉さん、砂小原巧さん、小林寛さんらがクレジットされています。
総作画監督には矢島陽介さん、丹羽弘美さん、山﨑爽太さん、清水貴子さん、森光恵さん、野田友美さん。
作画監督にも王宣靜さん、奥田哲平さん、中西優里香さん、堀江由美さん、日高真由美さん、荏原裕子さん、松永颯太さん、ユンさん、長友望己さん、陳韋寧さん、菊池有騎さん、NANMANさん、Jijiさんら、多数の名前が確認できます。
実際に放送後、NANMANさんは乙骨と烏鷺の初対面を含む複数パートで作画監督を担当したことを発信。ユンさん、mururuckさん、Jijiさんらも第59話への参加を明らかにしています。
「仙台結界を描いたアニメーターは誰?」と聞かれたら、答えは一人ではありません。
御所園翔太さんらの絵コンテを起点に、複数の演出家、総作画監督、作画監督、原画・第二原画スタッフが集まって完成させた回というのが、より正確な答えです。
なぜ第59話「仙台結界」はこれほど大人数の制作になった?
第59話「仙台結界」が制作面でも注目したい回なのは、登場人物と戦闘の条件が一気に複雑になるからです。
公式あらすじでは、仙台結界に入った乙骨憂太がドルゥヴ・ラクダワラを倒した後、黒沐死が動き始め、石流龍と烏鷺亨子もその戦況を注視する展開として紹介されています。
公式が公開した仙台結界PVでも、乙骨と石流の激突、空間を操る烏鷺の戦い、そしてリカの登場が見どころとして示されました。
つまり一話の中で求められる表現が一種類ではありません。
黒沐死の異形さ、乙骨の剣を使った身体アクション、烏鷺の術式による空間表現、石流のパワフルな攻撃など、戦いごとに画面づくりのルールが変わります。

「神作画=原画一人の功績」ではない
ここで、アニメを見るときに知っておくとちょっと楽しくなるポイントがあります。
SNSでは印象的なカットが放送されると、「この神作画は誰?」という話題になりがちです。
もちろん原画を担当したアニメーターの技術は非常に重要です。
ただし、完成映像で私たちが受け取っている迫力は原画だけで作られているわけではありません。
絵コンテでカメラやカット構成を決め、演出がタイミングを整理し、作画監督がキャラクターや画面の整合性を整え、美術が空間を作り、色彩・CG・撮影が完成画面へ仕上げていきます。
第59話だけでこれほど多くの演出・作画スタッフがクレジットされていること自体、仙台結界の映像が巨大な共同作業だったことを示す分かりやすい例だと私は思います。
一人のスターアニメーターを探す楽しさはもちろんあります。
でもクレジットを少し広く見ると、「この一秒のために、こんなに多くの仕事が重なっているんだ」と気づける。それがアニメをもっと好きになる入口だったりするんですよね。
MAPPAは死滅回游をどう制作した?作画・CG・撮影の役割
死滅回游の制作体制を見るときは、「MAPPA」という会社名だけでなく、シリーズ全体をつなぐスタッフにも注目すると分かりやすくなります。
第3期ではCGIプロデューサーを淡輪雄介さん、3DCGディレクターを志賀健太郎さん、美術監督を東潤一さん、撮影監督を伊藤哲平さんが担当しています。
つまり、私たちが「作画がすごい」と感じる画面にも、手描きの絵だけではなく、美術、3DCG、色彩、撮影などの工程が関係しています。
とくに死滅回游は、術式そのものが空間や速度、視点の変化と密接に結び付いたバトルが多い章です。
キャラクターを美しく描くだけでは、能力の意味まで伝えられません。
死滅回游では「何が起きたかを理解できる作画」が重要
私は第3期の制作を見るうえで、単純な「よく動いているか」以上に、戦闘中の情報を視聴者が理解できるかが重要だと考えています。
死滅回游には独自の条件を持つ術式や、相手の能力を読み合う戦闘が多く登場します。
説明を入れすぎればスピード感が落ちます。
しかし説明を省きすぎれば、視聴者には「派手だけど何が起きたのか分からない」映像になってしまいます。
そこで効いてくるのが、絵コンテと演出です。
人物同士の位置関係、攻撃する方向、視線、カメラの切り替え、静止する時間。それらを整理することで、台詞ですべて説明しなくても戦況を伝えられます。
第48話で御所園監督自身が絵コンテ・演出まで担当していることや、第59話で複数の演出スタッフが配置されていることを見ると、「どう描くか」だけでなく「どう見せるか」に相当な比重が置かれているシリーズだと読み取れます。
これは、単純なスタッフ一覧だけでは見えてこない制作上のポイントです。
死滅回游前編から第4期後編へ、制作スタッフはどう変わる?
死滅回游の制作スタッフを追うなら、第3期だけで話は終わりません。
2026年6月19日、TVアニメ公式サイトは第4期「死滅回游 後編」のティザーPVを公開しました。
そして公式発表で、第3期「死滅回游 前編」で演出・副監督を務めていた佐藤威さんが、第4期では監督を務めることが明らかになっています。
第4期の公式スタッフ欄では御所園翔太さんが「総監督」、佐藤威さんが「監督」。
シリーズ構成・脚本は引き続き瀬古浩司さんで、キャラクターデザインには矢島陽介さん、丹羽弘美さんに加えて山﨑爽太さんが名を連ねています。制作は引き続きMAPPAです。
この変更は、制作スタッフを追っている人にはかなり興味深いポイントです。
佐藤威監督への交代は「完全な刷新」ではない
一見すると「第4期で監督が交代した」と見えます。
ただ、第3期のクレジットを追っていくと、佐藤威さんは前編から副監督としてシリーズ制作に参加し、第59話「仙台結界」でも演出を担当しています。
つまり、外部から突然新しい監督を迎える形とは少し違います。
前編の映像づくりを内部から知るスタッフが監督へ移り、御所園翔太さんが総監督として残る体制と見るのが自然でしょう。
私はここが、第4期を観るときのかなり面白い観察ポイントになると思っています。
前編で築いたスピード感や画面設計をどこまで継承するのか。
一方で、佐藤監督ならではの演出カラーがどこに現れるのか。
ストーリーだけを追っていてももちろん楽しいのですが、スタッフ体制を知ったうえで第4期を見ると、「ここは前編から続いているな」「ここは少し映像の呼吸が変わったかも」と、もう一段深い見方ができそうです。

考察|死滅回游とMAPPAの制作体制はなぜ相性がいい?
ここからは、確認できるスタッフ情報と完成映像を踏まえた私見です。
私は、死滅回游という章は一人のアニメーターの個性だけで押し切るより、多様なクリエイターをまとめる制作体制と相性がいい物語だと感じています。
理由は、主人公一人の戦闘スタイルを延々と掘り下げる章ではないからです。
虎杖、伏黒、真希、乙骨、そしてさまざまな泳者へ視点が移り、戦う場所もルールも変化します。
同じ「強いキャラクター」を描くにしても、虎杖の肉体的な速さと乙骨の圧力では、画面から伝えるべきものが違います。
さらに相手の術式によって、求められる見せ方まで変わります。
だからこそ私は、死滅回游の作画を見るときに「どれだけ派手か」だけを基準にするのは少しもったいないと思っています。
その人物らしい戦いに見えるか。複雑な術式を初見でも追えるか。場面が切り替わっても世界観がバラバラになっていないか。
この三つを見ると、スタッフの仕事がぐっと見えやすくなります。
第48話と第59話では「必要な作画」が違う
たとえば第48話「執行」は、虎杖・脹相・直哉・乙骨という少人数の人物関係を軸に、速度や距離、力量差を体感させることが重要です。
御所園翔太さん自身が絵コンテ・演出を担当したことも含め、私はこの回を第3期のアクション文法を示す一話として見るとおもしろいと感じました。
一方の第59話「仙台結界」は事情がまったく違います。
複数の強者が存在し、それぞれ異なる術式・攻撃方法を使いながら戦況が変わり続けます。
そこでは一つのアクションを美しく見せるだけではなく、複数の戦闘要素を一本のエピソードとして整理する必要があります。
第59話に多数の演出・総作画監督・作画監督がクレジットされているのを見ると、完成映像の密度と制作体制の規模がきれいにつながって見えるんですよね。
「アニメーターは誰?」という疑問から調べ始めても、最終的には「このアニメはどうやって作られているの?」へ興味が広がっていく。
個人的には、それこそがスタッフクレジットを見る一番の楽しさだと思っています。
まとめ|死滅回游はMAPPAと多数のアニメーターが作り上げた
『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」のアニメーション制作はMAPPAです。
シリーズ全体では御所園翔太さんが監督、瀬古浩司さんがシリーズ構成・脚本、矢島陽介さん・丹羽弘美さんがキャラクターデザインを担当しました。
ただし、「死滅回游のアニメーターは誰?」という疑問への答えは一人ではありません。
第48話「執行」では御所園翔太さんが絵コンテ・演出、三谷高史さん・奥田哲平さんが作画監督を担当。
第59話「仙台結界」では御所園翔太さん・土上いつきさんの絵コンテを軸に、高田陽介さん、佐藤威さんら複数の演出スタッフ、矢島陽介さん、丹羽弘美さんら総作画監督、王宣靜さん、奥田哲平さん、中西優里香さん、NANMANさん、Jijiさんら多数の作画監督が参加しました。
つまり「あの神作画は誰が描いたの?」という疑問に近づくには、作品全体のスタッフ表だけでなく、各話エンドクレジットを見ることが重要です。
そして2026年6月19日に発表された第4期「死滅回游 後編」では、第3期で副監督・演出を務めた佐藤威さんが監督となり、御所園翔太さんは総監督として参加します。制作は引き続きMAPPAです。
アニメは、一枚のすごい絵だけでは完成しません。
絵コンテ、演出、原画、作画監督、動画、美術、CG、色彩、撮影――いくつもの仕事が重なり、私たちがテレビや配信で見る「一秒」になります。
「あのシーン、尊い……!」と思ったとき、エンドクレジットまで少しだけ見てみる。
そこには、作品をもう一段深く好きになれる名前が並んでいるかもしれません。
よくある質問
『呪術廻戦』死滅回游のアニメ制作会社はどこ?
TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」のアニメーション制作はMAPPAです。第4期「死滅回游 後編」も公式スタッフ欄でMAPPA制作と発表されています。
死滅回游のアニメーターは誰?
一人ではなく、話数ごとに多数のスタッフが参加しています。
第48話では三谷高史さん・奥田哲平さんが作画監督、第59話では王宣靜さん、奥田哲平さん、中西優里香さん、NANMANさん、Jijiさんら多数が作画監督としてクレジットされています。
死滅回游前編と後編で監督は変わる?
変わります。
第3期「死滅回游 前編」は御所園翔太さんが監督。第4期「死滅回游 後編」では御所園翔太さんが総監督となり、前編で副監督・演出を務めた佐藤威さんが監督を担当します。
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